水戸にそびえる15mの巨人!想像以上にデカいダイダラボウ像

今回は茨城県水戸市にある「大串貝塚ふれあい公園」を紹介します。
ここ、ただの市営公園だと思って侮ることなかれ。
日本各地の伝承に登場する巨人「ダイダラボウ」と、縄文遺跡を「これでもか!」と融合させた、かなり気合いの入ったスポットなんです。
高さ15m!優しき巨人「ダイダラボウ像」
公園に入ってまず驚かされるのが、ダイダラボウの「足跡」です。
単に地面を掘っただけではなく、巨大な池として再現されています。

お花見客と比較するとそのサイズ感に圧倒されます。しかも、縁取りがコンクリートではなく石造りで、妙にクオリティが高い。この時点で「本気で作ってるな」という熱量が伝わってきます。
そして足跡池の向こうに見えてくるのが、本日の主役。
1992年に完成した、高さ15.25m(台座を入れると20m)のダイダラボウ像です。
近くで見ると、想像以上のデカさ!
奈良の大仏が14.98mなので、それよりも大きいことになります。

でも、顔立ちはどこか穏やかで優しそう。各地の伝説で「気は優しくて力持ち」と描かれるダイダラボウのイメージが、見事に表現されています。

なぜダイダラボウ像が作られたのか?
実はこの像、旧・常澄村が村おこしの一環で制作したもの。
背景には、奈良時代に編纂された「常陸国風土記」の記述があります。
「昔、この地にいた巨人が大量の貝を食べ、その貝殻が積もって貝塚になった」
この記述こそが、国指定史跡「大串貝塚」の由来。なんと「文献に記録された貝塚としては世界最古」と言われており、歴史的価値がしっかりと高いのです。
ちなみに開園当初は年間20万人もの来場者が訪れたそうで、村おこしとしては大成功だったのではないでしょうか。
ダイダラボウは内部に入れるようになっており、日本各地に残る巨人伝説を示した地図も展示されています。


昔の人々は、
- 山はなぜあるのか
- 湖はどうやってできたのか
- 大地は誰が作ったのか
といった自然への疑問を、「巨人が作った」と考えてました。
その想像力から生まれた存在が、ダイダラボウなんですね。
ちなみに、水戸のダイダラボウには、日当たりが悪くて困っていた人々のために、水戸市と笠間市の境にある朝房山を動かし、偕楽園に隣接する千波湖を指でなぞって作ったという伝説が残っています。
ダイダラボウ像は、台座の上に登ることが可能です。
足元から見上げる巨体は迫力満点!さらに、像の内部から階段で上がり、巨人の左手のひら部分まで行くことができちゃいます。
そこから眺める景色は、まさに巨人視点。満足げに貝塚を見下ろす巨人の気持ちになれるかもしれません。


縄文時代へタイムトラベル「縄文広場」
ダイダラボウの目線の先にあるのが、歴史の教科書でもおなじみの大串貝塚です。
この貝塚は縄文時代前期(約5,500年前)のもの。現在は海岸線から約5km離れていますが、当時はこの辺りまで海だったことがわかります。

園内の「縄文広場」には、復元された竪穴住居も点在。
内部には炉や食料保存用の穴、作業スペースなどがリアルに再現されており、社会科見学としての完成度も抜群です。




急に現れる「謎ベンチ」とアートの遊び心
……と、ここまでは真面目な歴史公園の顔。しかし、急に変な方向へアクセルを踏み込むのがこの公園の魅力です。
園内には、意図がまったく読めない謎のベンチがあります。
お尻丸出しベンチ: 犬にズボンを引っ張られ、お尻が丸出しになった人物のベンチ


崩れた柱: 工事中かと思いきや、実は「時間の経過」を表現したアート作品

縄文とも巨人とも無関係な、このB級スポット的な遊び心がたまりません。
実はMVのロケ地にもなっている
意外な事実ですが、この公園のおまつり広場は、人気ロックバンド RADWIMPSの楽曲「賜物」のミュージックビデオ撮影地にもなっています。

とはいえ、かなりエフェクトがかかっているのでぱっと見はわからないかもしれません。映像技術ってすごい…!
まとめ:情報量が多すぎる!本気の「縄文×巨人」パーク
「大串貝塚ふれあい公園」は、以下の要素が渋滞しているカオスで素敵な場所でした。
- 15mの巨大ダイダラボウ像(中にも入れる!)
- 世界最古級の記録を持つ貝塚
- ガチな縄文時代の復元住居
- 謎すぎるB級ベンチとアート柱
- RADWIMPSのロケ地
「巨大な像があるだけかな?」と思って行くと、その作り込みの深さに驚くはず。
水戸周辺を訪れる際は、ぜひ立ち寄ってみてください。
YouTubeで見る
スポット情報・アクセス
・訪問スポット:大串貝塚ふれあい公園(公式サイト)
・住所:茨城県水戸市塩崎町1064-1(Googleマップで開く)
・全国珍スポMAP(奇想空間などジャンル別に絞り込みできます)


